To draw breath today too.

ギターを持って看板にもたれかかる人
Posted by 70KIDS Category: Blog

ギターを持って看板にもたれかかる人

今日も息を吸ってる。

なんでかはわからない。

でもさ、都会の汚い空気でも胸いっぱい吸い込んだ時に、ふと自分にはこれからどんな素晴らしいことが待っているんだろうと思いを馳せる瞬間がある。

先日、いつもお世話になってるカメラマンに写真を撮ってもらった。

約1年ぶり。

500カット程度の撮影だったけれど、その中で個人的に一番のお気に入りがこの写真。

プロのモデルじゃないからいざカメラを構えられるとどうしていいかわからない。

この写真は素人ではよくわからないんだけど、すごく遠くから望遠レンズで撮影した一枚。

自分自身もカメラマンがどこに立ってるのかよくわかっていなかった中で撮られた写真。

一方通行のこの看板が示す先には何が待ってんだろうな。

もう僕の人生に後戻りはないから。

そんな決意とこれからの希望が写真と実世界の中でうまくマッチした一枚になったと思う。

こういう写真は撮ろうと思って撮れるもんじゃない。

セカンドアルバム。

今9曲目をレコーディングしている。

歌詞はまだない。

でもきっと今の気持ちと向き合ったパーソナルソングになると思う。

応援ソングだとかラブソングだとかそんな曲が今はできる気がしない。

自分と子どものこと考えてたら1日が過ぎる毎日。

元気にしてっかな。

今日も会いたくて、声が聞きたくて、何度もスマホまで手が伸びるけど、もう俺は必要ないんだなって思うと手が震える。

何のために生きてきたのか、今ならよく分かる。

でも何のために生きていけばいいのかは、今よく分からない。

こういう時は自分の心と向き合って、歌詞にして、歌にすることで自分の精神状態を保つ。

今までだってそうしてきたんだよな。

気持ちがずっと中学生みたいだから、30手前になっても恥ずかしい話、ただのガキ。

思春期みたいに心が揺れる。

人生、巻き戻しがきくとしたらどこへ戻りたい?

僕は君たちがこの世に生を受けたあの日に戻りたい。

今でも鮮明に覚えてる。初めて君たちの目がこの世界を知った瞬間を。

そして、その瞬間の彼女の姿、この世で一番優しい、美しい母の顔だった。

そんな瞬間に僕は2回も立ち会ったんだ。

裏切っただとか、裏切られただとか、それぞれのストーリーがある。

自分の気持ち以外は今、何も分からない。

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