やぁ。毎度のことながら前回の更新から随分と時間が経ってしまったよ。
夏をあっという間に通り越してもう季節は冬だ。
夏は楽しかった。子どもたちとプールに行ったり、みんなでバーベキューしたり。
絵に描いたような夏模様。
暑かったけど。特にうちリビング2階だから家の中の熱気が半端ないのよ。まぁ一人暮らしで基本誰もいないからね。帰宅してから1時間ぐらいは汗ダラダラ流しながら部屋が冷えるまで活動してましたとさ。
秋は何してたっけな。
ん〜これといって何かしていたわけじゃないけど、まぁ充実していたんだろう。
相変わらずパーソナルな部分に目を向けると不健康なことも多い。
一体何に悩んで、何が心の奥に引っかかっているのか。1年前より残像がハッキリしたようでイマイチまだ掴みきれていない。
一瞬掴んだような気になってはまたタネが芽を吹いて混乱させる。
あの海に行ってボーッとしたい。
いつか見たあの汚い海。でも初めて何かを感じたあの海に。
今行ったら寒いだろうな。
だから行かない。いや、正確にはきっと色々なことが美化されるだけだから行かない。
美化なんてされなくてもいいんだ。そっちの方が生き死をリアルに感じられるから。
あの時俺はこう思ってた。あの時あいつはこう思ってた。
憎しみあって、啀み合って、その先に何も見出せなかった自分たちの思い出なんて美化されなくてもいい。
そういえば、ハイスタンダードの映画を観に行ったよ。
ずっと追いかけてきた彼らのバンドに対する思いや、生き様、その全てがリアルに語られていて実に興味深かった。
メンバーそれぞれがハイスタ守るために必死だったんだな、なんて感傷に浸ってみたり。
一ファンとしてね、人ごと、月並みな言葉しか表現できないことが歯がゆいけれども、まぁ俺の表現力なんてこんなもんだ。
興味がある方は又聞きの話ではなく実際に映画館へどうぞ。
さて、やっと冬がやってきた。
アイキャッチは我が家の玄関。
リースが可愛いでしょう。
おっさんの一人暮らしには到底似つかわしくない手作りのリース。
長女が図工の時間に作ったんだと。
そんな大切な作品を光栄にもパパの家に飾ってもいいよって。
世の中お金を出せば何でも良いものが買えるが、こういうものはお金では買えない。
世の中金だぜ、なんて粋ってた20代前半には感じられなかったなぁ。こういう気持ち。
お金では何ともならない現実が今目の前にあるんだ。
これは大切にしなきゃいけない。これが大切にできなかったらもう俺は人として終わり。
そうはなりたくないから毎年このリースを大切に飾るよ。もし下の子も何かの拍子に作る機会があったら今度は二つ重ねて。
何もしてあげられないが、子どもの一言には考えさせられることが非常に多い。
つい最近も娘2人にこんなことを言われた。
「パパが好き」まぁこんなに嬉しいことはない。
理由を聞いてみたんだ、何となく。「何で好きなの?」って。
「だって家族だから」一点の曇りもなくまっすぐな目でさ。
そうなんだよな。そこなんだって。俺たち家族なんだよな。
いつも離れ離れで、父親らしいこと何にもしてあげられないけど、彼女たちには間違いなく家族って認識があって、もちろん自分にもあるはずだったんだけど、何だか薄れていた感覚を思い出させてくれる魔法の言葉。
もはや彼女たちを子ども、って見るのも申し訳ないぐらい。一人の人として接していかなきゃな。まぁ娘ではあるんだけど、全ての人間関係を超越した先にいるのがあの2人なんだなって。
これからもよろしく。
最後にサードアルバムの話。
この一年で録った音源は4曲。たった4曲だ。
去年は1年で16曲録ったことを引き合いにすれば4分の1。
もちろん仕事を言い訳にすれば簡単な話。でも、何か違う。アイディアも構成も曲数も揃ってる。
でもprotoolsに向かわない日々。
今の自分が何か物づくりをして何になる?
そんな気がするから。
今書いた曲は今の自分の全て。
でも未来に書いた曲はその時の自分の全て。
だったら未来の自分にその役割を託すことにした。
中途半端にリズムトラックだけ完成している5曲目だけは年内にマスタリングまで終わらせたいが、残り10曲は来年のライフワークに。
こうやってマイペースに70KIDSはやっていくんだ。
誰にも邪魔されず、口出しされず、常に自分のナチュラルな部分に従って出来上がったストレスフリーな楽曲たちがまた放たれるときが楽しみ。
いつかこんな日陰でこっそり動いていることが少しだけ日当たりの良い場所で誰かに届く日を信じてね。
気づけばもうクリスマスはすぐそこに。今年も終わっていくね。
こんな時ぐらい宗教に囚われず、都合よくサンタさんにお願いしたって良いかな。
自分が一番自分らしくいられるために。
バイバイ。