あれから6年が経った。
自分はといえばこの6年のうのうと生き、生死の境を彷徨った記憶など皆無。
この写真は6年前に自分の目で見た景色。
誰もいない学校。
誰も通えなくなった学校。
もうすぐ春がやってくる。
寒い冬を越えて少しでも長く被災地が暖かな春を迎えられることを願う。
仕事が忙しいといつも通り託けて何も発信しない毎日。
2ndアルバムも少しずつ形にしている。
今は友達の歌を書いてる。
いつ2度と会えなくなるかもわからない。
ただでさえみんな忙しくて顔をなかなか合わせることができない。
だから歌にしておこうと思って。
この間、とある席でたまたま友達の現上司から彼の活躍を聞いた。
友達として嬉しかった。誇らしかった。
でも、もうあの頃とは違う。
もう戻れない。
I will say goodbye to you.
これは決意の歌。
そうやって俺たちいつからかすれ違いを越えて会えなくなる。
会わなくなる。
昔よく一緒に野球をしたグラウンドはまだそこにあって、目を閉じれば今でも昨日のことように思い出される楽しい毎日。
きっとこの写真のグラウンドにもそんなたわいもない小さな幸せな思い出があったはずなんだ。
だからこそ今。
俺は負けないし、どんな逆境も乗り越えていくよ。
お前は何を思って生きてる。
俺よりずっと優秀だからもっと利口な生き方してんだろう。
いつかまた会えると信じて。
だからこそ今は
I will say…